実験 中古PC活用講座パート2【RAID構築編】 ―― ソフトウェアRAIDかハードウェアRAIDか―― 澤谷琢磨 2002/03/30 「実験:中古PC活用講座」では、Windows PCとしてはすでに実用性を失ったPentium II搭載PCを再利用し、ファイル・サーバ(NAS)に利用するアプローチを提案した。プロセッサがPentium II程度でも、ハードディスクさえ高速ならば、クライアントPCの数が少ないSOHOや企業内の部署といった環境ではファイル・サーバとして十分に利用可能である。しかし、記録したデータの安全性という点では一抹の不安が残る。先の実験で構築したファイル・サーバでは、データ領域の物理的な保護についてはまったく考慮していなかったからだ。 そこで、構築したファイル・サーバをさらにバージョンアップすべく、RAIDシステムを導入してデータ記録領域を冗長化することで安全性を高