日経電子版の記事【アルゴリズム絵画4800万円 AI学習データ、誰のもの?】は、AIを活用する際に用いられる学習データの帰属をめぐるリポートですが、今回気になったのは、この中で事例として出てくる『AIアート』についてです――そもそも、AIにアートは作れるのか?――。 「AIにアートは創造できるか?」などという問いかけが出てくる以前、アートとは、何の疑いもなく、「人間の作るもの」でした。わざわざ「人間が作るもの」と定義する必要もないくらいです。それ故、「自然は最も偉大なアーティスト」などという比喩的な表現が使われたりします。 この「人間が作る」という点は決定的で、アートが創造されるには、技法、テクニックだけでなく、少なくとも作者の『感情』、『感性』といったものが関わってきます。そして、『感情』・『感性』の背後には、『人格』があり、『人格』の形成は周囲の人との繋がり、社会との繋がり、時代背景な
![AIにアートは創造できるか?~「AIと競う事に意味はあるのか」という素朴な疑問~|武田敦](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/e46e970cd08daf3d79eabe0b27ae04a547ec7bd1/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fassets.st-note.com%2Fproduction%2Fuploads%2Fimages%2F11411895%2Frectangle_large_type_2_5ef49c7840fdda96a2a919364272e3ca.jpeg%3Ffit%3Dbounds%26quality%3D85%26width%3D1280)