「大手メーカーがバンバンCMを打っていて、なおかつ価格が安いシャンプーは絶対に使いません。それだけ宣伝費をかけていて、詰め替え400mlが500円以下なんて商品は、材料価格的にあり得ない」と言うのは、薬剤マニアの美容師、河野正樹さん(仮名)。 安いシャンプーには、それだけ粗悪な洗浄薬品が使われている……と河野氏は解説する。 「粗悪な洗浄薬品の代表格が『ラウレス/ラウリル硫酸Na』などのAES系界面活性剤。これは石油製品をつくったときの産業廃棄物のようなもので、原価はゴミクラス。洗浄力はママレモン級に強く、髪がバサバサになります」 とはいえ、男にとって「髪がバサバサ」はさほど大きな問題でもないような……。むしろスッキリ洗い上がって爽快なのでは。 「とんでもない(怒)。AES系が頭皮に干渉すると、頭皮のタンパク質が煮られたような感じになって、毛穴がつぶれるんです。また、卵白の固まったようなもの
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