初めての落語会後には店主の青木伸広さん(高座右から2人目)が参加したトークもあった=東京・神田神保町、渡辺写す 本の街、東京・神田神保町の神田古書センターに、若手落語家とファンが集まる「らくごカフェ」がオープンした。店内には落語に関する本やCD、DVD、寄席のチラシなどがずらり。毎週火曜日の夜には、ほろ酔い加減でプロの高座が楽しめる。 定例の落語会「らくごカフェに火曜(通う)会」が初めて開かれた3日夜。店内は、若者から仕事帰りの中高年まで約60人で満席になった。 「古書センターだから、もう少しコショコショやっていると思いました……」。古今亭朝太さん(34)が切り出すと、大きな笑いが起きた。 古書店の倉庫だった場所を借りあげて改装した店内は、こぢんまりとして落語家の息づかいが伝わってくる。初めて落語を見たという女性会社員(29)は「敷居が高いイメージがあったけど、全然違って、すごく面