そもそも一般的な状況としては,「公共図書館=無料貸本屋」という位置付けは『市民の図書館』が住民の支持を得るためと予算獲得のために採用した戦術ですから,それが廻り巡って自らの首を絞めているわけで,そのことについては業界の側にも責任があるわけですよ(追記:このことについては【愚智提衡而立治之至也: 違います】このエントリーも参考にしていただければ). でね,僕は10年以上前に,公共図書館の窓口委託が話題になっていたときだったかなと覚えてますが,「公共図書館員=公務員」であらねばならぬ,としても「公務員の既得権益護持」にしか思えない反対運動だったら,周囲の理解は得られませんよ,と,申し上げたことがありました.そうしたら「これは戦術ですから」と言う大意の返答でしたっけ.しかし結局のところ,この戦術も,使い物にならない正規職員を配置して公共図書館は熱意のある人材でなきゃダメだ,という空気を醸成される
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