震災で全面運休していた岩手県大船渡市内の路線バスが4月4日から運行を再開した。 市が岩手県交通に委託している、碁石海岸や市の中心部などを走る6つの路線。がれきの残る地域を避け、迂回ルートで県立大船渡病院や商店街、市役所などを巡る。いずれも1日4~5便運行され、当面、運賃は無料に。 NHKの地元ニュースなどによると、市の南端にある碁石海岸停留所では、病院や買い物に行く人たちが始発前から並び始め、待ちかねた様子でバスに乗り込んだ。県立大船渡病院に向かうという60歳の女性は「震災後初めて病院に行くことができます。本当にありがたい」と話していた。 朝日新聞によると、4日現在、大船渡市では1万5500人が避難生活を送っている。
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