北海道小樽市で約14年半前に起きた当時10歳代の女性に対する暴行事件で、道警は5日、同市内の介護職員の男(32)を強姦(ごうかん)致傷(現・強制性交致傷)容疑で逮捕した。捜査関係者によると、公訴時効の成立が来年3月に迫るなか、道警が最新の鑑定技術で現場の遺留物を再鑑定した結果、DNA型を検出し男のものと一致したという。 捜査関係者によると、男は2006年3月、同市内で女性に刃物を突きつけて脅し、乱暴するなどしてけがを負わせた疑い。 事件は、道警捜査1課特命班や小樽署が担当。地道な聞き込み捜査など従来の捜査手法と最新の鑑定技術とを併せて未解決事件の洗い直しを進めるなかで、今回の逮捕につながった。