今年再燃したアメリカでの大規模なBLM(ブラック・ライヴズ・マター)運動が、一向に収まる気配がない・・・。 ケンタッキー州で今年3月、黒人女性のブレオナ・テイラー(Breonna Taylor)さんが警官に射殺された事件の裁判で、大陪審は9月23日、事件に関わった3人の警官のうち1人に対して、隣人への「無謀な危険行為」の罪で起訴するという判断を下した。 これは(起訴された警官とは別の警官による)テイラーさん殺害の罪ではなく、起訴された警官が窓や中庭に向け無謀に発砲し、数発が隣室まで達したことへの罪で、重罪の中ではもっとも軽い。またこの警官に対して、1万5000ドル(約150万円)で保釈を認めた。残りの2人の警官は正当防衛として不起訴となっている。 この射殺事件の現場にいた3人の警官の誰一人として殺人罪で起訴されていないということに、地元住民らは強く反発。またこれを発端に再び、全米各都市でも