長所と短所 AppArmorの導入はごく簡単であり、少なくともSUSEユーザーならば苦労しないだろう。インストール時にカーネルやアプリケーションを再コンパイルする必要はなく、Novellのどちらのディストリビューションにもインストールが統合されている。SUSE Linuxのホームユーザーでも、比較的簡単に、GaimやFirefoxといった重要なネットワークアプリケーションを保護するプロファイルを設定できるだろう。 だが、AppArmorの機能を最大限に活用するためには、対象アプリケーションの仕組みを細部までよく知る必要がある。いったんプロファイルを設定すると、そのプロファイルに含め忘れた機能にはアクセスできなくなる。慎重に設定しないと、AppArmorの柔軟性が困った事態をもたらすおそれがあるのだ。これを回避するには、さまざまなファイルとライブラリに対する参照を1つ1つ確認し、すべての参照
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