特集「モデリング言語 SysMLを概観する」では、SysMLの特徴やUMLとの関係などについて紹介した。 本連載では、SysML(バージョン 1.1)の構造図である、ブロック定義図や内部ブロック図で用いる言語要素やその表記方法について、モデルの具体例を挙げながら解説していく。読者の方々がSysMLを活用してモデリングができるよう理解の一助となれば幸いだ。 SysMLはUMLをベースとしているため、UMLを理解していればSysMLもより理解しやすいが、UMLをご存じない読者にもご理解いただけるよう、UMLと共通する部分についても、ある程度解説していくようにしたい。 今回は、SysMLの構造図の1つであるブロック定義図の基本的な部分について解説する。 ※注:本稿では、SysMLのモデル要素を説明するための図の中で、ピンク色の吹き出しや赤い点線を使って説明を補足しているところがあるが、これらはあ