オブジェクトの動的生成とポインタ このページでは、仮想関数を学ぶ上で必要となる基礎事項をまとめておきます。 オブジェクトのスコープとコンストラクタ・デストラクタこれまでは、クラスのインスタンスを関数の自動変数として作成して使ってきました。自動変数は、そのスコープに入った時にスタックと呼ばれる場所に自動的に作成され、処理の流れがスコープから抜けると自動的に消滅します。コンストラクタとデストラクタが定義されたクラスでは、それらも自動的に呼び出されました。 C++言語における(C言語でも同様)自動変数のスコープは、ブロックと呼ばれる単位で決定されることに注意しましょう。対応した中カッコで囲まれた範囲 {...} がブロックです。関数も一つのブロックで構成され、その内部の for ループや whileループ、if 文を実行する範囲もひとつのブロックとなります。ブロックは入れ子(ネスト)構造にするこ