一昨年、私はHDD6基によるRAID5ストレージを構築した。 10TBに及ぶ大容量と、RAID5による障害耐性を得て、これで数年はデータの保管先に困らないだろうと思っていた。 甘すぎた予想の図。BD百枚を焼く苦行で得た空き容量は、たったこれだけ。 私の予測は、ハッキリ言って甘かった。 自動的に映像圧縮まで行うシステムならば、そうそう10TBを埋め尽くすことなどあるまいとタカを括っていられたのは、僅かに半年。 およそ一年半を経過した昨年、ついに容量破綻を来すに至る。 結局、今年2月あたりからBDメディアへのデータ待避を何度も繰り返すという苦行の後、アレイの使用量を7TB以下にまで減らすことが出来た。 しかし、このBD待避がとんでもなく苦痛だった上、問題続出だったのである。 録画データをRAR圧縮後にBDへ待避させたまでは良かったのだが、ファイル数や容量の問題もあって、1/50くらいの確率では