東芝は、EVバス用のワイヤレス急速充電システムから発生する妨害電波を抑制する技術を開発した。44kWの電力を送電しても、電磁波の大きさを従来に比べて約10分の1に抑えることができるという。 2系統あるパッド間の位置を最適化、干渉結合を抑える 東芝は2016年9月、EVバス用のワイヤレス急速充電システムから発生する妨害電波を抑制することができる技術を開発したと発表した。44kWの電力を送電しても、電磁波の大きさを従来に比べて約10分の1に抑えることができる。このため、他の無線通信を妨害することがないという。 東芝は、ワイヤレス充電システム用途で標準化が進む85kHzの周波数を利用して、44kWの電力伝送を行うワイヤレス充電システムを開発した。システムに用いる周波数が10kHzを超える場合には、電波法における高周波利用設備としての許可が必要となり、装置から放射される電磁波を許容値以下に抑えなけ
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