UNIXで、ユーザの管理をつかさどっているのは、/etc/passwd という名前のファイルです。このファイルは、大変に重要なファイルで、これが無くなると、誰もUNIXにログインできなくなります。 このファイルには、ユーザがログインする際に必要なユーザ名や、ホームディレクトリなど、各種の設定が書かれています。以前は、パスワードを暗号化したものが、このファイルに一緒に書かれていましたが、セキュリティを強化するため、パスワードを暗号化したものは、/etc/shadow ファイルに書かれるようになりました。これは、 /etc/passwd ファイルは、誰でも読めるように公開されているからで、そのため、暗号化しているとはいえ、パスワードを破られる可能性があるからです。/etc/shadow ファイルは、一般のユーザからは見えなくされています。 /etc/passwd ファイルは、1行が1人のユーザ