ssコマンドとは? 「ss」コマンドは、ネットワーク通信で利用する「ソケット」についての情報などを出力するコマンドです ※1。従来はnetstatコマンドが使用されていましたが、現在はssコマンドへの移行が進んでいます。 ipコマンド(連載第146回~第149回)と同じiproute2パッケージに、収録されています ※2。 ※1 ネットワーク通信を行うアプリケーションソフトウェアでは、TCPやUDPなどの(トランスポート層の)プロトコルを直接利用するのではなく、ソケットと呼ばれるAPIを通じて間接的に利用し、開発の手間を省くことが多い。サーバ側とクライアント側ではソケットの使い方が一部異なる。サーバ側では(TCP)ソケットの生成後、LISTEN用のポートにバインド、LISTEN実行、クライアントからのコネクションの受け付け、通信実行、ソケットのクローズというように処理が進む。クライアント側
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