介護に適した階段はリフォームのやり方次第 介護リフォームは、階段リフォームから。高齢者・障がい者の大敵は段差です。階段はその最たるもので、転倒・転落の家庭内事故が発生しやすい箇所になっています。転落による死亡事故も決して少なくありません。日本の住宅では2階建てが多く、階段利用が困難であっても使用せざるを得ない状況があります。したがって、新築やリフォームの際には、将来的に介護生活を見据えた設計が望まれます。 階段にもいろいろな形状があります。特徴を知り、介護状況に合わせて対策をとってください。 (1)回りタイプ 途中折り返し地点180度の回り部分で、螺旋状にした階段です。踏み板の方向を少しずつ変えているため、踏み板の面積が一定でなく、転落事故の危険度が高くなります。 (2)直線タイプ 階下から階上まで、直線で上り降りするタイプです。直線階段のメリットは、同じテンポで昇降でき、途中で体の向きを