コンピュータ・ウイルスや不正アクセスの届け出先機関である情報処理推進機構(IPA)は9月5日,8月中の届け出状況を公表するとともに,最近出回っているウイルスや手口について注意を呼びかけた。例えば,メール・アドレスなどを盗む悪質なプログラムを“言葉巧み”に実行させるようなサイトに騙されないよう注意を呼びかけている。 IPAが例として挙げているのは,セキュリティ警告のダイアログを,年齢確認のダイアログに見せかける手口。 Internet Explorer(IE)では,Webサイトからプログラム(JavaアプレットやActiveXコントロール)をダウンロード/インストールする際には,セキュリティ警告のダイアログが表示される。プログラムにデジタル署名が施されている場合には,プログラムのファイル名や作成者,デジタル証明書の発行者などをダイアログに表示して,ユーザーに実行してもよいかどうかをたずねる。
![「年齢確認に見せかけたダイアログに注意,『はい』を選ぶと悪質なプログラムが実行される」---IPA](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/bed39b5962a5d552c95b6d796db8f55e72d32943/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fxtech.nikkei.com%2Fimages%2Fn%2Fxtech%2F2020%2Fogp_nikkeixtech_hexagon.jpg%3F20220512)