アウグスブルクでの恩師だったルフカイ監督が細貝を引き抜く形で加入させたヘルタ・ベルリン。2部から昇格しての開幕戦となった試合は、乾がいるフランクフルトにホームで6-1という思わぬ大勝、細貝はブンデス公式でMOMに選ばれるという華々しいスタートになった。 まずこの試合を見てオッ、と思わされたのは細貝の使い方。今までのリーグでは右SB、代表では守備的ボランチとして起用されるパターンが多かったのだが、何とルフカイ監督は細貝を前目の攻撃的なボランチとして起用して来たのだ。 細貝の特色としては、しつこく人に食いつく守備とシンプルでミスの少ないつなぎがあるんだけど、味方がコンパクトじゃないと動き過ぎる事でバイタルエリアをぽっかり開けてしまったり、コンビネーションが足りない状態だと危ない地点でのミスが増えるなど、確かに守備的ボランチとしては使いにくい面があったのは事実。 しかしルフカイ監督はそれを逆手に