はじめに Oracle 11g R1新機能のPivotとUnPivotについて、基本事項から使用例まで、SQLのイメージを交えて解説します。 対象読者 OracleのPivotとUnPivotを使いたい方 OracleのSQLの理解を深めたい方 必要な環境 本稿で扱うSQLは、Oracle 11.1.0.6.0で動作確認しました。SQL Server 2005以降でも応用が可能です。 1. PivotとUnPivotとは PivotとUnPivotはOracle 11g R1の新機能で、select文での行列変換を容易に行うことができます。ちなみにPivotとUnPivotは、SQL Server 2005以降でも使用できます。英和辞典によるとPivotの意味は、動詞では「旋回する」、名詞では「中心,軸,旋回軸,かなめ」です。 下記のOracleのselect文の評価順序において、Pivo
8 April, 1998 Updated PCDN OracleWG S.Yamazaki 普段、SQL文を書いているときは、期待した結果が得られた文が最適であると思いがちです。しかし、果たしてそれが最適かどうかは疑問が残ります。最適なSQL文を書くことはプログラマの責任であり、アプリケーションの応答時間の短縮や、利用する資源の競合の減少を図る上では避けて通れない問題です。 ここで説明することが、SQL文のチューニングの最終到達点である「最適なアクセスパス」を選択できるように少しでもお役に立てれば幸いです。 最適なSQL文とは 最適なSQL文とは何をもって「最適」とするのでしょう。オペレーターが期待するデータ集合をDBから抽出するとき、さまざまなSQLの書き方を想定すると思います。その時、オペレーターはある程度の応答時間を想定してSQLを書くと思います。では、試行錯
全12回の連載も今回で最終回です。手間暇かけて構築したデータベースサーバに必ず訪れる「リプレース」という作業について、移行計画を作成するに当たっての考え方と具体的な検討項目を説明します。【更新版】 避けては通れないデータベースサーバのリプレース データベースサーバの運用は、定期的な製品のバージョンアップと、稼働するハードウェアの見直し(リプレース)が欠かせません。 バージョンアップはソフトウェアとしての機能強化をシステムに取り入れたり、不具合を修正し安定稼働させたりするために行います。リプレースはハードウェアの保守提供期間終了に対応するだけでなく、システム規模の変化にマシンスペックを適合させるためのリサイジング作業としても行われます。いずれも、構築したシステムの安定稼働と成長を支える作業として重要なものです。 特に、稼働するハードウェアを入れ替える「リプレース」という作業は、その後数年間の
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