戦いはただそれだけで、その瞬間を描いて見せるだけで面白いものになり得ます。 バトルとは勝敗という形での優劣の決定だから、本質的にスポーツであり 再び、尾田栄一郎『ONE PIECE』 - 紙屋研究所 というのがどうも納得しがたいんで少し真面目に書いてみます。 バトル漫画はスポーツやその系統の物語から発展したものではなく、殺し合いとその過程を描いた物語から端を発したものであり、そこに戦い・勝負のみが描かれ、努力だの途中経過が無くてもなんの問題も無いと言えるはず。 はて、「バトル」ってなにか違うものを指してるんだろうか。 古くを辿ると、日本では平家物語あたりになるのでしょうか。 平敦盛と熊谷直実の一騎打ち、那須与一の扇の的、源義経の五条大橋の戦い、一ノ谷合戦など、ある人物の力量をもっての力比べや一騎打ち、合戦など、多くの「バトル」が描かれております。 時代を下って江戸。講談、黄表紙などにも、そ