松本山雅の特徴 松本山雅は5-2-3。昇格組ということもあり、カギを握るのはやはり守備の部分だろう。 この試合を観た印象として、このチームはよく走るし、ゴール前で身体を投げ出す泥臭さも備えている。反面、同じ5バックでも先日取り上げたアタランタのような決まり事や敵を誘導するといった仕組みの部分は弱い。アトレティコやユベントス、ナポリのように守備の段階から自分達主導で奪いやすいエリアに誘い込むというのは難しい。いうなれば受け身の守備である。 攻撃において敵に脅威を与えられそうなのが、セットプレーとカウンターだ。「セットプレー」に関してはロングスローと精度の高いプレースキックを備える砲台・岩上の存在が大きい。 山雅の「カウンター」は組織というよりも個に依存する。 カウンターは良い守備から始まる。狙い通りの形で奪えるほど、ゴールへの筋道がクリアになる。山雅の場合その奪い取る仕組み(狙った形)が弱い