LANケーブルを敷設する際は、2つの注意点がある。それはケーブルのカテゴリ種別と長さである。ここでは、カテゴリ3のケーブルでギガビットEthernetのような高速な通信を行なえないのか、LANケーブルは長すぎるとどのような現象が生じるのかを試してみた。 高速化が進むEthernetの規格とケーブル 10BASE-Tから100BASE-TX、そして1000BASE-T(ギガビットEthernet)と、Ethernetの規格は高速化が進んでいる。 こうした状況を受け、ネットワークを1000BASE-Tにアップグレードする企業も増えている。ところがこの際に問題となるのが、LANケーブルである。LANケーブルには表1のようにいくつかのカテゴリがあり、利用できるEthernetの規格や伝送距離に制限がある。そこで、LANの高速化でケーブルにどのようなトラブルが起こるのかを考えてみたい。 カテゴリ3は