2008年04月23日01:30 カテゴリ書評/画評/品評 SF、死んでません - 書評 - 時砂の王 昨日読んだもう一冊が、こちら。 時砂の王 小川一水 だれだ、「SFは死んだ」なんてのたまったのは。 本書、「時砂の王」は、小川一水としては初の時間旅行モノ。 カバーより 西暦248年、不気味な物の怪に襲われた邪馬台国の女王・卑弥呼を救った"使いの王"は、彼女の想像を絶する物語を語る。2300年後の未来において、謎の増殖戦闘機械群によって地球は壊滅、さらに人類の完全殲滅を狙う機械群を追って、彼ら人型人工知性体たちは絶望的な時間遡行戦を開始した。 まず素晴らしいのは、本作品では時間旅行の最大の問題である因果律を、むしろ積極的に使っていること。「未来を守る」ために過去にエージェントを送り込むというのは、「ターミネーター」のおかげで今やSFファンでなくとも知っているほど月並みなプロットではあるの
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