『顎関節症（がくかんせつしょう）について－（２）』前回に続き「顎関節症」について書いていきたいと思います。 最後までお付き合いいただければ光栄です。 ＊顎関節症の症状 「硬いものを食べた後、あごが痛くなったが、しばらくしたら自然と治った」というような軽い症状を含めると、日本人の二人に一人は何かしらの「あご」の異常の経験があるのではないかとも言われています。 あごの症状といっても、上述したように放っておいても自然に治るものもあり、必ず悪化していくという疾患ではありません。「患部を安静にする」・「生活習慣を改善する」・「薬を服用する」などの治療で８０％程度の人は良くなっているそうです。 重症になると手術が必要になったり、症状もめまいや痛みなどが全身に及び、さらに開口障害により食事の摂取が困難になったりと、精神的にも影響を受けるなど、日常生活もままならないほどの症状に苦しむ患者さんもいらっしゃいます。 ＊顎関節症は、女性に多く、２０～３０代がピ
