勤務中などに業務用パソコンを使い、トランプゲームやパズルゲームなどを繰り返したとして、横浜市は26日、地籍調査課担当係長の男性事務職員(50)を、同日付で減給10分の1(5カ月)の懲戒処分にしたと発表した。男性は「業務に支障がない範囲であれば少しくらい構わないと、気分転換で始めた」と説明しているという。
カーリングの石(ストーン)=長野県軽井沢町の軽井沢アイスパークで2022年11月30日午後2時57分、酒造唯撮影 カーリングのストーン(石)はなぜ曲がるのか。実は、これは100年近く論争が続く難問だ。立教大の村田次郎教授は9月、この論争を決着させる可能性のある新説を学術誌に発表した。いったいどんな説なのか。 カーリングの競技名は、投げた石が「カール」(曲がる)しながら進むことに由来するとされる。石の軌道を安定させるため、回転をつけて投げるのが一般的だという。 不思議なのは、物理的にかかる力とは反対の向きに曲がることだ。 例えば反時計回りに石が回転すると、その反作用として石には時計回りに摩擦力がかかる。このため、石は右に曲がるかに思える。しかし実際はその逆で、左に曲がっていく。 この問題は1924年に初めて学術誌で提起され、以降、さまざまな説が出された。 石にかかる摩擦力が左右で異なる「左右
警察庁や国家公安委員会などが入った中央合同庁舎第2号館=東京都千代田区で2022年8月25日午後2時38分、北山夏帆撮影 改正道路交通法の施行期日に関する政令が20日に閣議決定され、2023年4月1日から全ての自転車利用者にヘルメットの着用が義務づけられることが決まった。罰則のない努力義務となる。すでに13歳未満の子どもについては、保護者に着用させる努力義務が課せられているが、対象が拡大されることになる。 警察庁によると、17~21年に自転車乗車中の事故で亡くなった2145人のうち、約6割の1237人は頭部に致命傷を負っていた。死傷者数に占める死者の割合を示す「致死率」は、着用者が0・26%だったのに対し、非着用者は…
インターネット上で中傷されて名誉を傷つけられたとして、千葉県木更津市の飲食店経営の男性(47)などが、君津市の船田兼司市議(43)に約458万円の損害賠償を求めた訴訟で、千葉地裁木更津支部(宮永忠明裁判長)は15日、船田市議に約194万円を支払うよう命じた。男性の代理人弁護士が19日、記者会見を開いて明らかにした。 判決などによると、船田市議は2020年1月、ネット掲示板で男性の氏名や店舗名を挙げて「在日朝鮮人の保険金詐欺師兄弟」などと投稿した。投稿者は匿名だったが、原告側が発信者情報の開示を請求したところ、船田市議の氏名と住所が開示された。船田市議は訴訟で自らの投稿だとは認めず、「何者かが議員の地位から引きずり下ろそうと画策した疑いがある」などと主張したが、宮永裁判長は退けた。
耐震データ偽造事件の資料を見ながら、取材に応じるヒューザー元社長の小嶋進さん=東京都大田区で2022年9月6日、宮本明登撮影 2005年に発覚した元1級建築士による耐震データ偽造問題。首都圏の完成済みマンション45件が対象となり、住民は退去や補強を余儀なくされた。発覚直後、国会で「何言ってんだ! ふざけんじゃないよ!」と叫び、「事件の黒幕か」と非難の的になった人がいる。不動産デベロッパー「ヒューザー」の社長だった小嶋(おじま)進さん(69)。17年を経て、鋭かった眼光はずいぶん穏やかになった。当時の自分に、そして被害者に、今思うことは。 05年11月。問題の物件に携わった業者たちが国会に並んだ。ヒューザーは、対象となる多くの物件の建築主で、小嶋さんも呼ばれた。
松野博一官房長官の携帯電話に貼られた「GUP」のシール=東京都千代田区で2022年11月15日午後2時35分、村尾哲撮影 松野博一官房長官が、自身の携帯電話にいっぷう変わったシールを貼っている。「酒気帯び電話禁止」「悪霊退散」など時節や気分に応じて貼り替えており、最近愛用のシールは「GUP」だ。岸田文雄内閣の番頭役である松野氏が、携帯シールににじませる思いとは――。 情報が命の政治家にとって、スマートフォンなどの通信機器は肌身離すことのできない仕事道具だ。政権の総合調整役として機微な情報を扱う松野氏は、盗聴リスクが比較的少ない従来型携帯(ガラケー)を愛用している。 その携帯に、ある時は「酒気帯び電話禁止」シールを貼っていた。生活用品メーカー、ライオン出身の松野氏は温厚で控えめな性格で、官房長官になって以降も自己主張を控えて首相の支え役に徹していることから、国内最上位の「中間管理職」などと称
中学時代に不登校だった長女と向き合った体験を伝える久保健一さん=長浜市高月町渡岸寺の高月まちづくりセンターで2022年11月12日午後1時21分、長谷川隆広撮影 中学時代に不登校だった長女(23)が人気ゲーム「ファイナルファンタジー16」の開発スタッフになるまでの曲折を、ボランティアでフリースクール事務局員を務める父親の久保健一さん(47)=滋賀県長浜市=が自身の「失敗」を基に語った。12日に同市高月町で開かれた「ながはまコミュニティカレッジ」に講師役として登壇し、参加者に自らの経験から「子供を追い詰めないで」と呼び掛けた。 久保さんの長女は、保育園、小学校とあまり積極的に通うタイプではなく、中学校では入学式に出たきり、ほとんど学校に行けなくなった。当初、久保さんは不登校は気持ちの問題だと考え、「何サボってるねん」「なまけるな」などと声を荒らげ、引きずってでも学校に行かせようとしたという。
「東京チカラめし」で関東に残る唯一の店舗、新鎌ケ谷店=千葉県鎌ケ谷市で2022年11月11日、増田博樹撮影 牛丼チェーン「東京チカラめし」が、2013年2月以来10年ぶりに国内に新規出店する。大手とは異なる「焼き牛丼」で人気を呼び、かつては首都圏を中心に130店以上を展開したが、急拡大があだとなって大量閉店を余儀なくされ、現在残るのはわずか2店。一度は忘れられた「東京チカラめし」が再び出店する狙いとは?【増田博樹】 人材育成追いつかず失速 新規出店の方針は、運営会社SANKO MARKETING FOODS(サンコーマーケティングフーズ、本社・東京都新宿区)の長沢成博社長が毎日新聞の取材に明らかにした。時期は23年中、場所は東京都心部だという。 東京チカラめしは11年6月に東京・池袋に1号店を出店。東日本大震災を受け、店名は「東京から日本にチカラを」との思いから命名した。当時、居酒屋チェー
中国・南宋時代の茶碗(ちゃわん)で国宝の「曜変天目(ようへんてんもく)(稲葉天目)」を模したぬいぐるみが話題を呼んでいる。東京・丸の内の静嘉堂(せいかどう)文庫美術館のミュージアムショップで販売されているが、10月の発売直後から注文が殺到し、現在は予約停止中だ。なぜ国宝の茶碗をぬいぐるみにしようという発想が生まれたのだろうか。
「我が国の立場と相容れない、又は我が国に関する事実誤認に基づく記述についての情報提供」と題するページ=外務省ホームページから 今年度、外務省ホームページ(HP)内でひっそりと立ち上がったページがある。タイトルは「我が国の立場と相容(あいい)れない、又(また)は我が国に関する事実誤認に基づく記述についての情報提供」。このページが専門家らの間で物議を醸している。 タイトルの下に続く本文は「海外における、我が国の立場と相容れない、又は我が国に関する事実誤認に基づく記述についての情報を提供いただける方は、下記までご連絡ください」との一文のみ。あとは連絡先のメールアドレスとともに、情報提供に対しては基本的に回答はせず「業務の参考」にすると書いてある程度で、情報提供を募る目的など補足説明はない。 これだけでは「情報」の具体的なイメージが浮かびにくいが「関連リンク」に「竹島及び日本海呼称に関する情報提供
「エホバの証人」の宗教3世として経験した苦悩を語る夏野ななさん(仮名)=国会内で2022年11月7日午前10時57分、高良駿輔撮影 キリスト教系新宗教「エホバの証人」の3世として育った夏野ななさん(仮名)が7日、国会内で開かれた野党のヒアリングに出席し、熱心な信者だった親から体罰を受けるなどした生い立ちを明かした。「子どもが親に信仰を強制されず、学ぶ機会を奪われないようにしてほしい」と悲痛な思いを訴えた。 夏野さんは30代で東京都在住。3歳の頃から週3回、エホバの証人の集会に参加した。居眠りなどをすると家族にトイレに連れて行かれ、平手やベルトでたたかれたこともあった。「悪い影響を受けるから」と言われ、保育園や幼稚園には通わなかった。教義のため、クリスマスや七夕、誕生日会などのイベントも禁止された。校歌の斉唱や運動会の騎馬…
愛媛県南予地方局が老舗みそ店「井伊商店」に、「みそを名乗るな」とした指導の取り消しを伝える文書=愛媛県宇和島市の井伊商店提供、2022年11月4日(画像の一部を加工しています) 愛媛県が宇和島市に伝わる伝統食品「麦みそ」の老舗店に「みそと名乗るな」と文書で指導していた問題で、県南予地方局が4日夕、一転して、指導を取り消し謝罪した。県南予地方局長らが、同店店主の井伊友博さん(41)に直接、文書を手渡し「ご迷惑をおかけした」などと述べた。県関係者が明らかにした。 この問題を巡っては、井伊さんがツイッターで「当店の麦味噌(みそ)が『味噌』と名乗れなくなりそうです」と10月26日に悩みをつぶやいたことを機に各種メディアに報じられ、一挙に全国的な話題となった。関心が急速に高まったことなどから、県が急ぎ火消しに走ったとみられる。 県南予地方局は10月13日付の文書で、宇和島市の老舗みそ店「井伊商店」の
金桜神社の神体でもある五丈岩(右)。左奥は富士山=金峰山で2022年8月27日午前7時40分、田辺佑介撮影 山梨と長野の県境にあり、日本百名山の一つに数えられる金峰山(きんぷさん)(2599メートル)で、山頂にある五丈岩をよじ登る人たちに地元関係者らが頭を悩ませている。巨岩を積み重ねたような独特の姿は多くの登山客を引きつけてきたが、岩自体が金桜(かなざくら)神社(甲府市御岳町)の神体でもあるからだ。神社は2021年7月、岩へ登らないよう呼び掛ける看板を設置し、関係者もネットなどで周知を図るが、岩の上に立とうとする人は後を絶たない。 8月下旬の早朝。富士山や八ケ岳なども見渡せる金峰山の山頂で、五丈岩によじ登っていた大人たちに続こうとした小学生の男児に母親が声をかけた。「登っちゃダメ。その岩は神様なんだから」。不満げな男児をなだめていた母親に、記者が制止した理由を尋ねると「最近、ネットで『登ら
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