HERMES(エルメス) 1837年、ティエリ・エルメスがパリに馬具工房を構える。これがエルメスの始まりとなる。1945年から使用されているブランドロゴに四輪馬車と従者が描かれているのは、そのためである。エルメスの作り出す馬具は、その品質の高さからナポレオン3世やロシア皇帝など王侯貴族に愛用されることになる。 その後、ティエリの孫にあたる3代目のエミール・モーリス・エルメスが事業を多角化。1890年代には馬具製作の技術をもとにしてエルメス最初のバッグであるサック・オータクロアを生み出す。このバッグは、現在でも人気の高いケリーバッグやバーキンのもととなっている。またエルメスの代名詞的存在でもあるスカーフは1937年に初めて発表している。 エルメスが時計を発表したのは1927年。革を扱うブランドとして、その革素材を腕時計のベルトに生かすかというテーマのもとに、スイスの時計メーカーと提携し