インメモリ型BIという新手 「これまでのBIとは論理が正反対」 こう話すのは、米QlikTechが提供するBI製品QlikViewの日本での販売代理店となるサイロジックの垣田正昭社長だ。QlikTechは3月、日本市場への上陸を発表したばかりだ。QlikViewはインメモリ型のBI。データソースの分析の際に、ディスクではなくメモリにアクセスするため高速処理が可能になる。既にNTTコミュニケーションズのほか、国内4社が導入を決めている。 「高速さはBIとしての使い方を変える」とQlikTechの上級副社長、アンソニー・デイトン氏は話す。ディスクへのアクセスが前提の従来型BIの場合、自社が持つ数億にも上るデータを絞り込むため、必要な情報を分析して取得するための中間データとして「キューブ」を生成する必要がある。ディスクアクセスの場合、処理速度の問題で億単位のデータをいきなり参照しにいくのは現実的