〜市場は年初から大暴落。政府予算案に不信任を突きつけたが、政府は…〜 1月号で政府予算案のあまりのひどさに言及したが、そう感じたのは何も私だけではなかったようだ。 年初から株式市場は大暴落、一番分かりやすい形で橋本政権に不信任を突きつけた。 ところがこれを受けての政府の発言たるや、お粗末と批評する気にもならないような者である。曰く、足下の市場の動きに惑わされるべきではない云々。どうやら、政府首脳は何か根本的な勘違いをしているようだ。 市場が暴落したりしたとき、今の政府の念頭に浮かぶのは、株価を下支え政策などのようだが、 市場が要求しているのは勿論そんな短期的な小手先の対応ではない。 今回の市場の下落は、円安と軌を一にしているが、これは、要するに日本売りである。 つまり、長期的に見て、今のままの運営が続くのならば、日本は駄目になると、 市場が判断を下したのである。 おそらくこの市場の判断は概