景気後退の影響を受け、社会問題にもなった「内定取り消し」や「派遣切り」。2009年度の卒業予定者の就職はさらに厳しくなりそうだが、かつて就職氷河期に就活を経験した29歳~33歳のビジネスパーソンは、今の就職環境をどのように見ているのだろうか? 就職氷河期と呼ばれたころと比較して、現在の就職状況をどのように思いますかと聞いたところ「自分のときの方が大変」(17.0%)よりも、「今の方が大変」(31.6%)と感じている人が多いことが、産業能率大学の調査で明らかになった。かつての就職氷河期では徐々に採用人数が減少していったのに対し、今回は「売り手市場」から一転して就職が厳しくなった。「変化があまりにも急だったことや次々に報道される雇用環境の悪化に対する不安感が、このような結果に結びついた」(産業能率大学)と分析している。 就職活動をする上で必要な力について聞いたところ、「面接力」が66.2%で断
![就職するのはどちらが大変? 就職氷河期のころと今](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/470314c75f91aa8fd6da6825b65dcba84b6c6599/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimage.itmedia.co.jp%2Fmakoto%2Farticles%2F0904%2F10%2Fyd_uni.jpg)