大切な人が死んですぐ、冷静な判断など誰にもできない。 父親が亡くなって数時間後、現実を受け入れられないまま乗せられた霊柩車に揺られて辿り着いた葬儀会社。担当者が説明するオプションの内容など頭に入る訳もなく、勧められるがままに「はい、はい」と頷き、式場の手配を行った。 あれから10年近く経った今は「あそこまで盛大にする必要があったのか?」という疑問もでてくるが、父親が亡くなった当時は葬儀会社に言われた形で葬儀を行い、請求された金額を支払うしか選択肢がなかった。 それくらい、心の余裕が無かった。 今回初めて、冷静な判断ができる状態で葬儀の見積もりに立ち会うことができたので、いつか自分のためになればと記録に残す。 家族葬で見送る場合にかかった費用 故人の長兄夫婦の判断で、某宗教法人のために作られた葬儀場で行うことになった。 ※葬儀会場の広さ、対応、内容などはまとめて後述 家族葬プランの初期費用
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