SharpMapの概要 地図機能を持つシステムのことをGIS(Geographic Information System:地理情報システム)と呼びます。複数の地理情報を組み合わせることで地図に価値を持たせ、有効に活用することができます。 ただ、このようなGISアプリケーションを作ろうとしても、データファイルの理解やイメージの出力といった高度な知識が必要でした。しかし、オープンソースライブラリの「SharpMap」を利用すれば、比較的容易に地図を描画することができます。本稿では、このSharpMapを活用して、地図を描画するアプリケーションの作り方について紹介します。 ここでは、次のようなWindowsフォームアプリケーションを作成します。 作成する地図アプリケーション 以下のレイヤ(画像の層)を重ね合わせて、地図を描画していきます。 (1)日本地図(行政区域) (2)河川 (3)市町村名