■舞台モデルは呉・大崎下島 呉市から愛媛県今治市へかかる「とびしま海道」の島を舞台にしたアニメ映画「ももへの手紙」が、全国に先駆けて4月7日から府中町の広島バルト11など県内8劇場で先行公開される。県は映画を「広島県知事推奨」として応援し、瀬戸内観光のきっかけにしてもらおうと、観光キャンペーンに取り組んでいる。 ももへの手紙は、父親を亡くし、母親と瀬戸内海の島へ移り住んだ主人公のももが3人組の妖怪と出会い、ともに生活する中で家族のきずなに気づいていくストーリー。沖浦啓之監督で、俳優の優香さんや美山加恋さん、西田敏行さんらが声優として出演している。舞台となった「汐島」は大崎下島(呉市豊町)がモデル。映画の中には国の「重要伝統的建造物群保存地区」に指定されている同島の御手洗地区や大長地区の実在する町並みや風景が数多く登場する。 県では同島の特定の場所でアニメの登場キャラクターと一緒に記念撮影が