大学時代まで僕に昼寝の習慣は無かった。それが若さゆえの体力のためなのか、日々を今ほど必死に生きていなかったためなのかは分からない。 僕が昼寝に目覚めたのは社会人になって4年ほど経ったころだ。年を経るごとにレベルアップしていく仕事、長引く労働時間、犠牲になる睡眠時間…僕の疲労はピークに達していた。そしてトドメに経費削減をうたった事務所のランチタイム消灯…暗所での読書やネットサーフィンは目に毒であり、健康志向の僕は昼休みに行っていた行動を奪われた。 読書もネットもダメとなると何をすればいいのか…ふと周りを見渡すと机に突っ伏す人・人・人…中には仕事してる人もいたけど…とにかく皆寝入っていた。ドン引きする僕、みんなどんだけ疲れてるんだ、リクルータで大学生相手に活気がある職場だって説明してたのに、暗い中で微動だにせず机に倒れるその姿はまるで海岸に押し寄せる死んだ魚の群れじゃないか。しかしその群れが僕
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