Windows Server 2008 R2からはじめるActiveDirectory管理 3回 ActiveDirectoryは、ネットワーク上にあるユーザーやコンピュータの情報などを一元的に管理できるシステムとして普及し続けてきた。こうやって書き始めると、何をいまさらという感もあるが、中小企業の若い兼任管理者の中には概念は分かっていても、実際に管理するのはこれがはじめてという人もいるだろう。 軽くおさらいすると、この技術が登場したのは「Windows 2000 Server」の時代で、現在に至るまで10年の歳月が流れている。その間、様々な点で改良されてはいるものの、その基本概念はそれほど変わっていない。これは、初期から安定している技術であることの証明なのだ。 最新のWindows Server 2008 R2には「ActiveDirectory管理センター」というツールが実装されており