ケインズは複雑な人だ。だが彼の著作を読むと知的に刺激をうけるのも確か。ここではケインズの業績を知るための入門書から、ケインズ自身の読みやすい著作、そして最後に時論にケインズを活用するにはどうしたらいいのか、それを考えるための何冊かの本も紹介する。 ケインズの全体像を見据えた読みやすい入門書は、僕は三冊あげたい。吉川洋、早坂忠、それに福岡正夫氏のものだ。さらに平井峻顕氏のも加えておく。 ケインズ―時代と経済学 (ちくま新書) 作者: 吉川洋出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1995/06/01メディア: 新書購入: 12人 クリック: 297回この商品を含むブログ (23件) を見るケインズ 作者: 福岡正夫出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 1997/05メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見るケインズ―文明の可能性を求めて (中公新書 207) 作者: 早坂忠