ワイヤレス関連の総合展示会「ワイヤレスジャパン 2008」が22日から東京ビッグサイトで開幕した。初日の講演には、NTTドコモ研究開発推進部の尾上誠蔵氏が登壇。最大通信速度が下りで1Gbpsにもなる4G(第4世代携帯電話)に向けたドコモの取り組みを解説した。 ドコモの尾上誠蔵氏 尾上氏は冒頭、ドコモの契約者数に占める3G(FOMA)利用者の割合に触れ、2001年10月のサービス開始以来、4,000万加入を突破し、「マイグレーション(移行)は計画通りに進んでいる」と話す。3Gサービスの開始で通信速度は向上したが、固定系のネットと比べると、5年遅れか一けた少ない数値にあるという。ただ、先の講演で総務省の渡辺克也電波政策課長が話したように、トラフィックが増えたからといって単純に通信速度を上げても、大容量コンテンツのサービスなどによってすぐに速度が足りなくなってしまう。 ドコモの契約数における3G