幼いマスターとアーサーの願い 彼のマスターは沙条愛歌。常軌を逸した実力を誇る幼い魔術師であった。アーサーに恋した彼女は、彼のためにあらゆる非道な手を尽くし聖杯戦争を攻略し始めるが、アーサーは己の願いや彼女の想いを秤にかけ、それを諌めることに躊躇していた。 その葛藤の最中、愛歌の妹である沙条綾香との交流で自身の願いが歪であったことを悟る。故国の救済という願いを諦めた彼は新たな想いで聖杯戦争に臨むこととなった。 ビーストの召喚 一方、聖杯戦争を勝ち抜いていった愛歌は、アーサーの願いを叶えるために人理定礎を破壊することを目論む。ブリテンの救済という因果を覆すためにはそれだけのことを行なう必要があると愛歌は感じていた。儀式も大詰めとなり、その計画の柱となる”ビースト”を召喚しようと己の妹を生贄として捧げようとするのであった。 1巻 2巻 聖杯戦争の終結 しかし、マスターの願いを否定するものもアーサ