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親子に関するshoezero2525のブックマーク (3)

  • 壊れていく83歳の母と85歳の父 - ICHIROYAのブログ

    おふくろは完全に壊れてしまった。 記憶の中に生きていて、僕らが何かを尋ねたときだけ、現実の窓がかすかに開く。 おふくろの中ではそのふたつの世界はつながっていて、現実と空想の境がない。 いろんな心配ごとを思い出すらしく、「ほら、誰かが私らのこと言ってる」とか「この部屋が暑いのは電気料金を別に払っていないからだ」とか「昨日、綾部に行ってきた(おふくろは立てない)」とか「死んでしまったと思った前の主人がきてくれた(1回しか結婚していない)」とか「綾部の親戚が私の悪口を言っている」とか。 もう嫁のことはわからないし、孫の名前はごっちゃになっていて、ひ孫のことは生まれたのか生まれていないのかすら理解できない。 心配していることについては、「だいじょうぶ、だいじょうぶ」となんとかなだめて、それを空想に過ぎないことを納得させる。 「綾部になんか、最近行ってへんで。思い出とごっちゃになってるんや。おかあち

    壊れていく83歳の母と85歳の父 - ICHIROYAのブログ
  • 実家が憂鬱だ

    30過ぎてからどんどん憂になっていく。 結婚の予定はない。 地元の友達の9割は結婚済。 この年でばかな遊びにつきあってくれるような友達はもういない。 だから、実家に帰ってもだいたい家にいる。 60も半ばの親に、30過ぎたというのにまだ子供扱いされるのは言いようもなく気持ちが悪い。 干渉される。 疲れる。 「晩酌、飲み物飲まなくていいの?お菓子べなくていいの?」 せっかく帰ってきた我が子に美味しいものべさせてくれたいという気持ち。 ありがたい。 そしてなさけない。 飲みたきゃ飲むし、いたきゃうよ。 30過ぎだよわたしゃ。 といっても、対応はかわらない。 どう説明していいか分からない。 ただ言いようもなく気持ち悪くて、邪見にしてしまう。 当に気持ちが悪い。 東京に帰りたい。 東京は寂しいところだ。 寂しいところだけど、楽なところだ。 親孝行のつもりで盆正月には帰るようにしてる。 働

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  • 親とは呪いである

    親やるようになって十年たった。 振り回されつつ導こうとする親業(親行か?)、いずれも上手くいってる気がしない。子どもは親の言うことは絶対に聞かないが、親のマネだけは恐ろしく上手だ。せいぜい、己が背中を煤けさせないように気をつけるのみ。 それでも面白いのは、親とはつくづく業(ごう)なものに気づいたこと。親とは一種の呪いなり。遺伝情報のコピーは、遺伝子のみならず、獲得形質を子どもに渡す。それは、思考や習慣、癖といった名前で呼ばれ、人生や社会や異性に対する姿勢なども相似(あるいは反面教師)の形で伝染(うつ)される。 そういう、親の呪い、親の業(ごう)について選んでみた。お気づきの方もいらっしゃるだろうが、これは、スゴオフ「親子」で紹介した作品がメインになる。しゃべるのはヘタっぴなので、ここで文章化しておこうかと。 まず、親の嘘について。親が子どもに嘘をつくのは、現実がとんでもなく歪んでいるから

    親とは呪いである
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