欧州原子核研究機構 (CERN) の大型ハドロン衝突型加速器 (LHC) でブラックホールが発生し地球を滅ぼすのではないかとの噂も出たりしたが、万が一極小のブラックホールが発生したとしても、すぐに崩壊してしまうため安全を脅かす恐れはないというのが多くの科学者たちの見解である。しかし伊ボローニャ大学の Roberto Casadio 博士らが行った再計算によると、LHC で発生する小さなブラックホールは、すぐに崩壊するのではなく数秒から数分間存続する可能性を示す結果となったとのこと (High Energy Physics - Phenomenology に投稿された論文要旨) 。 発生したブラックホールが問題となるかどうかはブラックホールの成長速度と崩壊速度との差が重要になるが、今回行われた計算によると崩壊速度の方が速いとのことで、研究者ら曰く LHC のブラックホールが壊滅的に成長する「