2009年上半期の中国インターネット人口は、年初から半年間で13.4%、約4,000万人増の3億3,800万人(CNNIC2009/6データ)に達し、モバイルからのネット接続も同32.1%増と急速に拡大しています。一方で普及率はまだ25.5%(日本:73.8%)と先進国に比べ低いことを踏まえますと、当面はこのハイペースな成長を維持しつづけることが見込まれています。 こうした背景の中、中国検索業界ではいくつか大きな動きが見られました。1つは中国「Google(谷歌)」のトップ、李開復氏の辞任です。2005年の就任から4年間となる任期の満了と、有力な指導部の成長を主な理由としていますが、「Microsoft」から訴訟問題になりながらも招聘した超ビッグネームであり、中国のGoogle市場シェア(売上ベース)を2006年の16.1%から30.1%まで引き上げた実績も評価されていただけに、今後の百度