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小説とミステリに関するshogochibaのブックマーク (6)

  • 《竜のグリオール》シリーズ最終巻にして、ファンタジィの醍醐味がぎゅっと詰まった長篇ドラゴン・ファンタジィ─『美しき血』 - 基本読書

    美しき血 竜のグリオールシリーズ (竹書房文庫) 作者:ルーシャス・シェパード竹書房Amazonルーシャス・シェパードの代表作のひとつ、《竜のグリオール》シリーズの最終巻が『美しき血』として邦でもついに刊行となった。最終巻といってもこのシリーズは長いサーガや倒すべき敵がいるわけではなく、一作目『竜のグリオールに絵を描いた男』と二作目『タボリンの鱗』はどちらも中短篇集で、三作目となる作『美しき血』も他と関わりはあるとはいえ独立した長篇なので、どこから読んでも良い。 著者は作を刊行(フランス語版は2013年、英語版は14年)したすぐ後に66歳で亡くなっており、これが遺作となる。しかし、これが遺作なら納得もできただろう、と思えるほど、様々な要素があわさった、総合的で美しい長篇だ。 《竜のグリオール》シリーズは数千年前に凄腕の魔法使いと戦った結果、死は免れたものの身動きがとれなくなった全長1

    《竜のグリオール》シリーズ最終巻にして、ファンタジィの醍醐味がぎゅっと詰まった長篇ドラゴン・ファンタジィ─『美しき血』 - 基本読書
    shogochiba
    shogochiba 2023/11/29
    成る程。今後の参考にさせて頂きます。有り難う御座います。✨💍✨✨🎁✨🥃😄😸😃
  • トマス・ピンチョン「『1984年』への道:オーウェル『1984年』序文」 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    Executive Summary トマス・ピンチョンによるオーウェル『1984年』への2003序文。書が単なる反ソ反共小説ではない。オーウェル自身、立派な左派社会主義者ではあった。だが彼は、制度化された社会主義が己の権力にばかりこだわり、スターリニズムに目を閉ざし、むしろ肯定するのに絶望していた。書の批判は、そうした社会主義が己の権力温存のために使う手段の戯画化である。世界分割はヴェルサイユ講和会議や第二次大戦後の戦後体制の戯画化でもある。書の批判はもちろん、現在のネット監視社会の予兆めいた部分もある。その一方で、宗教的な狂信は登場せず、反ユダヤ主義的な面もほとんどない。オーウェルは、書で底辺労働者に希望を寄せている。そして最後に、ニュースピークについての過去形の論説を載せることで、ビッグ・ブラザー支配がいずれ倒れることを予見しているのかもしれない。彼は一般人の人間性、親子愛など

    トマス・ピンチョン「『1984年』への道:オーウェル『1984年』序文」 - 山形浩生の「経済のトリセツ」
    shogochiba
    shogochiba 2023/11/29
    とても勉強になりますね。✨💍✨✨🎁✨🥃😄
  • 小説「密会」(安部公房) - 光と風と時の部屋

    小説「密会」(安部公房)。↓↓ ある日、主人公である男性のが救急車で連れ去られてしまう所からストーリーが始まります。📘🍷👨 男性はを探して病院に辿り着くが、いつの間にか彼の行動が盗聴マイクで監視されている上に、 そこには奇怪な感じの人間が多く居て、その者達との関わりに困惑して行きます。 これは、主人公に言わせても最終的に分かる事はきっと、 " やはり、この地球自体が、病んだ者達ばかりが集まる、巨大な病院だ "と言う事ではないかと自分も思います。💊💉🏥👩👨 「砂の女」や「壁」に次いで、自分が安部公房さんの中で大好きな作品です。😊 <a href="https://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=3TH7V9+FOEZSY+4O0M+631SX" rel="nofollow"> <img border="0" width="300" height="250

    小説「密会」(安部公房) - 光と風と時の部屋
    shogochiba
    shogochiba 2023/09/17
    hukunekox様 ふむ。ふむ。確かに、腑に落ちない箇所も幾つかありますが、安部公房さんの本はやはり面白くて、自分も大好きです。
  • メルヴィル 著『白鯨(中)』より。「小説」も「教育」も、つまるところ「何でもあり」なのだ。 - 田舎教師ときどき都会教師

    幹から枝が生え、枝から小枝が生えるように、豊饒なる主題から、あまたの章が生まれる。 前章でふれたクロッチについては、独立の章をもうけて論じる価値がある。それは先端が三叉に割れた特殊な形態をもつ棒で、長さが二フィートほどあり、ボートの舳先近辺の右舷舟べりに垂直にさしこまれ、その三叉のところに銛の木製の柄の末端をのせ、その先にある抜き身の「かかり」のついた鋼鉄製の刃先をやや上向きに傾斜させて舳先から突き出しておくための仕掛けである。 (メルヴィル『白鯨(中)』岩波文庫、2004) こんにちは。幹から枝が生え、枝から小枝が生えるように、教育という豊饒なる主題から、あまたのブルシット・ジョブ(クソどうでもいい仕事)が生まれ、沈みかけているのが学校です。どうかしてる、度を超してる、わかりますか(?)って、髭男じゃなくても歌いたくなります。何の価値もない土曜授業という枝は切ればいい。何の価値もない宿題

    メルヴィル 著『白鯨(中)』より。「小説」も「教育」も、つまるところ「何でもあり」なのだ。 - 田舎教師ときどき都会教師
    shogochiba
    shogochiba 2023/09/17
    初めまして。成る程〜〜〜。👍👍👍✋😉😺👨😊
  • 小説『砂の女』(安部公房) - 光と風と時の部屋

    安部公房さんのは全部読んでいます。 小説で特に一番好きなのはこれ、「砂の女」です。↓↓ 砂丘の中に怪しい集落があり、それは特殊な部落の人達が集まる変な集落でもあった。 教師でもあり昆虫の研究家でもある主人公がその集落の人達に捕まり、蟻地獄のような巨大な穴の底に落とされ、そこには砂掻きをする一人の女性が居た。 主人公は脱出する手段を色々考え、漸く脱出して逃れられたかと思いきや、いつの間にか砂の流れに飲まれ、同じ場所に戻されていた所を再び捕らえられてしまう・・・。 何だか恐いお話でもありますね。 兎に角、文章が概念的且つ、論理的でしっかりとしているので、読んでいて引き込まれるような感が好きです。😊 <a href="https://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=3TH7V9+FOEZSY+4O0M+631SX" rel="nofollow"> <img border="0

    小説『砂の女』(安部公房) - 光と風と時の部屋
    shogochiba
    shogochiba 2023/09/17
    suburikuroinu様 はい。恐いですが、なかなか面白いので是非、お勧めしますよ。👨😊
  • 『新しい時代への歌』のサラ・ピンスカーによる、今年ベスト級のSF短篇集──『いずれすべては海の中に』 - 基本読書

    いずれすべては海の中に (竹書房文庫) 作者:サラ・ピンスカー竹書房Amazonこの『いずれすべては海の中に』は、(新型コロナウイルスをめぐる状況の)予言的な作品として話題になった『新しい時代への歌』のサラ・ピンスカーによるSF中心の短篇集である。2013年から2017年にかけて様々な媒体に書いた短篇を集めたもので、邦訳では『新しい時代への歌』が先行したが、これが著者の初単行となる。 長篇しか読んだことがなかったので、短篇にはそこまで期待せずに読み始めたのだけどこれが大ヒット。文章はまるでひとつの曲のように詩的で、思いがけない発想、表現がどの短篇にも盛り込まれ、独自の世界観にたっぷりと浸らせてくれる。僕の大好きな要素が詰まった短篇集で、特に中篇の「風はさまよう」は読んでいて思わず身を乗り出すようなおもしろさがあった。今年もさまざまな短篇集・アンソロジーが出ているが、今のところはこれが個人

    『新しい時代への歌』のサラ・ピンスカーによる、今年ベスト級のSF短篇集──『いずれすべては海の中に』 - 基本読書
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