全国に空き家が増えている現状があり、高齢者が子供に家を残す事についての悩みが発生している。 住まいの価値はそこに住むという事であり、資産価値は副次的なものである。特に高齢者にとっては、長く住んできた家には価値があり、その価値が高いからこそ便利さが欠けていても住み続ける場合がある。 家を残された者がどうすれば良いか❓相続する事、相続放棄する事、そして2023年に始まった「相続土地国庫帰属制度」を利用する事等、幾つかの方法が提案されている。 最後に、日本の住宅が20年で無価値になる理由として、生活様式の変化とそれに伴う住まいの変化を挙げている。そして、空き家の処分は困らないとの事で、幸せの総量を増やす事が重要である。この視点は個々の家だけでなく、社会全体にも適用できる。タワーマンションが将来廃墟になる可能性があるとしても、そこで幸せに住む事ができるなら、それはプラスになる。将来の不確定なリスク