このエントリは、Haskell Advent Calendar 2011の参加記事です。 今回は、HaskellのGHC拡張であるGADTs(Generalized Algebraic Data Types : 一般化代数データ型)を調べて使ってみたという内容を書いてみました。 最初に、GADTsはGHC拡張なので、使用するには以下のようにして拡張を有効にする必要があります: {-#LANGUAGE GADTs #-} まずは構文的な違いを、Maybeを例にして見てみましょう。 通常の代数データ型では、Maybeは以下のように書きます: data Maybe a = Nothing | Just a GADTsでは以下のように書きます: data Maybe a where Nothing :: Maybe a Just :: a -> Maybe a 通常の代数データ型では、データコンス