人気アニメ「ワンピース」の女性キャラクターを模した改造フィギュア(人形)が無許可で販売された事件で、著作権法違反(侵害行為)の疑いで30日に逮捕された東京都板橋区西台、稲村雄一容疑者(33)が千葉県警の調べに「中国から仕入れた」と話していることが、捜査関係者への取材でわかった。 関係先で同日行われた捜索では、計約50体の改造フィギュアが押収されたが、その大半は性的好奇心をあおる作りで「魔改造フィギュア」とマニアに呼ばれる人形だった。県警は、中国で大量生産されたとみており、生産・流通ルートの解明を進める。著作権を持つアニメ制作会社は、被害拡大を心配している。 発表によると、稲村容疑者は2~3月、ワンピースの女性キャラクター「ナミ」のフィギュア3体を、無許可でインターネットのオークションサイトに出品し、奈良県の男性ら3人に計約4万円で販売した疑い。稲村容疑者は「違法とは思わなかった」と話してい