アメリカではコロナ禍の影響が長引き、オフィスの空室率がこの30年で最も高い水準になっています。主要都市の中で空室率が最も高いサンフランシスコの中心部では人流の低下に加え、治安の悪化も重なって、小売店が相次いで撤退し、「集団脱出」と呼ばれる事態が起きています。 オフィス空室率は31.6% 主要都市で最悪水準 不動産会社が今月12日に発表した報告によると、全米のオフィスの空室率は18.2%と、コロナ禍で定着した在宅勤務などの影響で、この30年で最も高い水準になっています。 西部カリフォルニア州のサンフランシスコでは、オフィスの空室率がコロナ禍前の2020年が4%だったのに対し、最新の数字は8倍近い31.6%になり、アメリカの主要都市で最悪の水準となっています。 こうした中、オフィスワーカーが減った街の中心部では小売店の撤退が相次ぎ、町の一等地や大通り沿いも空き店舗だらけになっています。 地元メ
![米 サンフランシスコ オフィス空室率高く小売店も“集団脱出” | NHK](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/863c32411bce3b290a74e3625b831ef9ce5d51ff/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww3.nhk.or.jp%2Fnews%2Fhtml%2F20230916%2FK10014198031_2309161932_0916201940_01_03.jpg)