「大和」「武蔵」など旧海軍の艦船を擬人化した美少女キャラクターが戦うオンラインゲーム「艦隊これくしょん―艦これ―」に「母港」として登場する神奈川県横須賀市を、ファンの若者が続々と訪れている。 海上自衛隊や米海軍第7艦隊が司令部を置く横須賀の観光は、ファンの間では“聖地巡礼”とも呼ばれ、地元の飲食店なども商機を逃すまいと、関連商品や企画を打ち出している。 「提督、集まれ」。12日、多くの艦船が停泊する横須賀港を巡る遊覧船。艦これのキャラクター衣装を着た同市追浜地区観光大使のキキワンさんが号令をかけると、若者4、5人が集まり、撮影会が始まった。「提督」は、ゲームのキャラを操るプレーヤー自身のことだ。 ゲームは角川ゲームス(本社・東京)が開発・運営。キャラクターを育てて強化し、無敵艦隊を目指す。 横須賀市はゲームの中で、艦船の母港となる「鎮守府」の一つで、プレーヤーが本拠地とする呉、佐世保など1