梅雨も明け夏本番となってきた。「アベノミクス効果」のお陰なのか都心部では景気回復感がでてきた。一方で地方都市をいくつか回ってみたが、こちらは残念ながら、効果はまだまだといった感じだ。とはいえ、今までよりは少し「前向き」になった企業のオーナーの方々からこれまでよりも積極的にマーケティングや広報活動を行いたいという依頼をいくつか頂いている。今回も前回に引き続き、特に、中小企業がPR会社に初めて業務の依頼をする際に陥りやすい「7つの失敗」を、前回の1~3に続いて事例を紹介したい。 4)「広報」と「広告」の役割と違いを明確に理解していない 本来は最初に挙げたかったくらい、重大な問題である。なぜ問題かというと、かなりの割合の中小企業が、「広報活動」のことを「コストの(あまり)かからない広告」だと思っているからだ。言い換えればこういうことだ。 ・本来、マーケティング予算があれば「広告」を行いたい。 ・