「日本に生息するカブトムシは完全な夜行性」という常識を覆した山口大学の研究成果が話題になりました。新知見もさることながら、論文の第一著者が小学6年男子、掲載先がインパクトファクター(ジャーナル影響度指標)が高いアメリカの一流学術誌というドラマのような背景が、衝撃をもって伝えられています。「小学生にやられた」「論文の著者の所属が小学校ってww」などと界隈をざわつかせた発見は、夏休みの自由研究から生まれました。山口大学の共同研究者に聞きました。 【写真】研究者を驚愕させた天才少年はこちら! 国内に生息するカブトムシは日没後、主にクヌギの木に飛来。日付が変わってから午前2時ごろまでの間、個体数はピークになり夜明けには飛び去ります。埼玉県の小学6年生の柴田亮さんは、山口大学大学院創成科学研究科(理学部)の小島渉講師と共同で、シマトネリコという外来植物に集まるカブトムシは、夜だけでなく昼間も活動する