ヤフーは12日、メールサービス「Yahoo!メール」にIPアドレスベースの送信ドメイン認証技術「SPF」を導入した。同サービスを利用した、送信元を詐称する迷惑メール、フィッシング詐欺を目的とするメールなどの削減を目指す。SPFの導入に伴い同社はSPFレコードを公開、今後は受信サーバ側での対応も予定している。 IPアドレスベースのドメイン認証技術「SPF」は、メール受信時に取得する送信者のIPアドレスと、詐称されることが多い送信サーバのIPアドレスを比較することで、送信元の詐称を防ぐ技術。Yahoo!メールがSPFを導入したことにより、ドメイン認証に対応した受信サーバをもつISPらは、受信時に同社のSPFレコードを参照することで、送信元の詐称を判別することが可能となる。 Yahoo!メールは2005年7月にDomainKeysを導入、同年10月には対応拡大を発表していた。業界の動向としては、