2014年に連載した「WebRTCを使ってみよう!」シリーズですが、内容がすっかり古くなってしまいました。そこで2016年6月の最新情報に基づき、内容をアップデートして改めてお届けしたいと思います。
2014年に連載した「WebRTCを使ってみよう!」シリーズですが、内容がすっかり古くなってしまいました。そこで2016年6月の最新情報に基づき、内容をアップデートして改めてお届けしたいと思います。
■ Winnyの問題で作者を罪に問おうとしたことが社会に残した禍根 Winny作者が著作権法違反幇助の罪に問われている裁判の地裁判決がいよいよ明日出るわけだが、有罪になるにせよ無罪になるにせよ、そのこととは別に、独立事象として、Winnyネットワーク(および同様のもの)がこのまま社会に存在し続けることの有害性についての理解、今後のあり方の議論を進めるべきである。 著作権侵害の観点からすればさして致命的な問題ではないと考える人が大半だろう。しかし、情報セキュリティの観点からすると、流出の事故を防止しなければならないのと同時に、起きてしまった事故の被害を致命的でないレベルに止めることが求められる。 これまでに書いてきた通り、Winnyは、従来のファイル交換ソフトと異なり、利用者達が意図しなくても、多くの人が流通し続ける事態は非倫理的だと思うような流出データであっても、たらい回しにいつまでも流通
「著作権法違反を助長していないと認定されたのに、なぜほう助罪が認められたのか。その点が残念だ」 P2Pファイル交換ソフト「Winny」を開発し、著作権法違反ほう助の罪で12月13日に罰金150万円の有罪判決を受けた金子勇被告は、公判後に記者会見し、冒頭のように切り出した。同被告は同日中にも控訴する方針だ。会見は、金子被告を支援するソフトウェア技術者連盟(LSE)が主催した。 判決で裁判長は「著作権侵害に利用されていることを知りながらバージョンアップを繰り返したことが、著作権侵害ほう助にあたる」とし、有罪判決を言い渡した。ただ金子被告に著作権侵害助長の意図はなかったことは認定され、Winnyの技術が有用であり、価値中立的であることも認めた。 金子被告は「公開時にはWinnyで違法ファイルをやりとりしないように言ったし、2ちゃんねる上でもそう言ってきた。裁判で、違法行為をあおるような行為はなか
IIJとドリームボートは、早ければ今年秋にも、P2P技術をベースとしたコンテンツ配信サービス「SkeedCast」を開始する予定だ。 「P2Pはアーキテクチャから言えばNGN(Next Generation Network)と対極にあるもの。P2Pというおもしろい技術を用いて新しいコンテンツ配信のアーキテクチャを構築したい」――インターネットイニシアティブの代表取締役社長、鈴木幸一氏は、8月29日に開催した記者セミナーの席においてこのように語った。 同社は先に、ドリームボートと協力し、P2P技術を用いたコンテンツ配信システム「SkeedCast」を開発、提供することを発表済みだ。8月より試験運用を開始しており、早ければ今年秋にもSkeedCastをベースとしたコンテンツ配信サービスを開始する予定という。 これまでの数年間、コンテンツ配信の役割は、主にCDN(コンテンツ配信ネットワーク)が担
あのWinny開発者47氏こと「金子勇」氏が開発顧問を担当したセキュアなP2P大容量コンテンツ配信システムらしい。有料、無料、再生回数や再生期限の設定、コピーの制限など、コンテンツホルダーの希望通りの条件を設定しての配信が可能というのがポイント。今のWinnyとは正反対ですね。 試験運用は5月から、本格的なサービス開始は8月から。 Winny開発者47氏こと「金子勇」氏のコメントは以下の通り。 私は、今回、「SkeedTech」のうち、「SecureP2P」の開発プロデュースを担当しております。現在のコンテンツ配信は、特定のサーバーにアクセスが集中するC/S型(クライアントサーバ型)が主流ですが、これでは負荷が集中しすぎるために、大容量のコンテンツを効率よく配信するには向いていません。SkeedTechは、負荷分散に優れたP2Pをベースに、私が、これまでの実証実験によって得たノウハウ、新た
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